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屋根塗装の相場はどれくらい?費用を左右するポイントをご紹介!

屋根塗装は建物の耐久性を維持するために欠かせないメンテナンスですが、頻繁に行うものではないため費用感がつかみにくい部分もあります。屋根の素材や使用する塗料によっても価格が異なるため、『どのくらいが適正な相場なのか?』と悩まれる方も多いのではないでしょうか。本コラムでは、屋根塗装にかかるおおよその相場や、見積もりを比較する際に押さえておきたいポイントをお伝えいたします。これから検討される方も、すでにお見積もりを取られた方も、ぜひ参考にしてください。

屋根塗装の相場はどのくらい?

屋根塗装には一定の費用が必要ですが、その内訳について具体的にご存じでしょうか?

屋根塗装は主に6つの工程に分けられ、それぞれに応じた費用が発生します。本記事では後ほど各工程の単価や費用相場を詳しく解説しますので、まずは全体的にどのような費用が含まれるのかを見ていきましょう。

【屋根塗装の工程】
工程1:足場
・作業内訳:安全に高所作業を行うために足場の設置を行う
・作業内容:機材の運搬・組立・解体・撤去費用がかかる
・費用割合:20%

工程2:高圧洗浄
・作業内訳:屋根に付着した汚れを高圧洗浄により洗い流す作業
・作業内容:屋根全体の汚れやコケ、カビを丁寧に取り除き、塗装の密着性を高める作業
・費用割合:約10%

工程3:下地補修
・作業内訳:屋根の劣化部分を補修する作業
・作業内容:ひび割れや欠損部分を補修し、塗装が剥がれにくくなるように準備する作業
・費用割合:約15%

工程4:タスペーサー
・作業内訳:タスペーサーを入れる作業
・作業内容:換気を確保し、湿気やカビの発生を防ぐ重要な工程
・費用割合:約5%

工程5:屋根塗装
・作業内訳:屋根表面に塗料を不定量塗装する工程
・作業内容:下塗り、中塗り、上塗りを行い、耐久性や美観を向上させる作業
・費用割合:20%

その他の費用:諸経費・消費税
・作業内訳:諸経費には移動費、管理費、廃棄物処分費などが含まれる
・作業内容:諸経費までを含めた金額に対し、10%の消費税がかかる
・費用割合:30%

●屋根塗装の費用相場
屋根塗装の費用相場は、30坪住宅で40万円~です。一般的な2階建て住宅の場合(スレート屋根)は、40~60万円が平均です。

屋根塗装の費用は、屋根の種類や広さ、塗料の選択によって大きく異なります。

【面積と費用相場】
延床面積:30坪
・屋根の面積: 60~80㎡
・費用相場: 40万円~80万円

延床面積:35坪
・屋根の面積: 70~90㎡
・費用相場: 40万円~90万円

延床面積:40坪
・屋根の面積: 80~100㎡
・費用相場: 50万円~100万円

延床面積:45坪
・屋根の面積: 90~110㎡
・費用相場: 50万円~110万円

延床面積:50坪
・屋根の面積: 100~120㎡
・費用相場: 60万円~120万円

価格を左右する要因とは?

屋根塗装の価格は、さまざまな要因によって大きく変動します。その中でも特に影響が大きいのが「屋根の材質」「塗料の種類」「施工方法」の3つです。

●屋根の材質
屋根にはスレート屋根、金属屋根、瓦屋根などの種類があり、その材質によって塗料の付きやすさや施工のしやすさが異なります。この違いが塗装費用に影響します。例えば、瓦屋根は耐久性が高く塗装が不要な場合が多いですが、スレート屋根や金属屋根は塗装をしないと劣化が進みやすいため、定期的な塗装が必要です。それぞれの材質に合った施工方法が必要となるため、費用にも違いが出てきます。

●塗料の種類
塗料の種類は、アクリル樹脂塗料やウレタン樹脂塗料などのリーズナブルなものから、フッ素樹脂塗料や光触媒塗料などの高機能・高耐久なものまで幅広い選択肢があります。塗料の耐久年数や機能性によって、初期費用と長期的なランニングコストが変わります。

●施工方法
施工方法は、下地補修が必要な場合や、複雑な形状の屋根の場合は作業量が増え、費用が高くなる傾向があります。高圧洗浄や下地補修の有無、塗装の回数(1回塗り、2回塗り、3回塗り)などが費用に影響します。

【価格を左右する要因】
1.屋根の面積が大きい
面積が広いほど塗料や作業時間が増え、足場設置や安全対策のコストも高くなります。

2.屋根の数が多い
複数の屋根を塗装する場合、塗料や作業量が増えるため費用が増加します。

3.屋根の勾配が大きい
勾配が急な場合、作業が複雑化し技術が必要となるため、労力や安全対策のコストが増加します。

4.屋根の状態が悪い
劣化した屋根は塗装前の下地処理や修復作業が必要で、その分費用がかさみます。

5.塗装が剥がれやすい地域に居住
塩害や湿気の影響が強い地域では、防水性の高い塗料や追加メンテナンスが必要になり、費用が高くなります。

見積もり比較時に注意すべきポイント

屋根塗装の見積もりを比較する際、価格だけで判断すると後悔することがあります。適正な施工を受けるためには、見積もり内容を細かく確認し、次のポイントに注意しましょう。

Point1:見積書の記載が詳細か?
見積書の項目に、塗装の回数(下塗り・中塗り・上塗り)や高圧洗浄、下地補修の有無など、施工工程がしっかり記載されているかを確認しましょう。不明瞭な見積もりはトラブルの原因になるため避けるべきです。

Point2:保証期間や保証内容があるか?
施工後のトラブルに備え、塗装剥がれや防水効果に対する保証があるか確認しましょう。保証期間や内容が業者によって異なるため、事前にしっかり確認することをおすすめします。

Point3:諸経費が含まれているか?
足場設置費や廃材処分費、消費税などの諸経費や追加費用が含まれているか、別途発生する可能性があるかを確認しましょう。見積もりに含まれる費用項目を明確にすることで、想定外の追加費用を避けられます。

Point4:支払方法が明記されているか?
施工費用の支払いは、主に「工事後に全額支払い」「工事前に50%、工事後に50%」「工事前に全額支払い」の3つがあります。

最も一般的な支払い方法は、「工事前に50%、工事後に50%」のパターンです。資材調達費用が高額なため、着工前に工事費の半額を前払いするケースが多く、残りの半額を工事完了後に支払う仕組みです。この方法は、業者にとっても資材の準備がしやすく、依頼者にとっても工事の仕上がりを確認してから残金を支払えるため、双方にとって安心できる支払い形態と言えます。

まとめ

屋根塗装の相場は、屋根の状況や塗料の種類、施工方法で変わります。価格だけでなく、施工内容や保証を確認し、納得のいく選択をすることが大切です。屋根塗装についてお困りの際は、地域密着で信頼と実績のある梶商会へご相談ください。

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